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パパ歯医者が選ぶ5選。子どもが歯磨きが苦手を克服する方法

お子さんを持つ保護者の方にとって、永遠の課題とも言えるのではないでしょうか?
私自身、毎日の診療で、お子さんが口を開けない、磨けているのかわからない、いろいろ試してみたけどできなかった、こんなお悩みを本当によく質問されます。

もしあなたがこんなお悩みをお持ちであれば、ぜひ一度目を通してください。
今日からお子さんが見違えてできる子になってくれるようになりますよ♫

目次

そもそもなぜ子どもは歯磨きを嫌がるのか?

歯が生え始めるに起こる変化

お口の中では、本人である子ども自身でも、言葉に言い表せないことが起こっています。

子どもの歯が生え始める時期には、顎の骨の中で歯が出来上がり、徐々に出てきます。
そのため感覚的には歯ぐきのムズムズ感が出ます。このムズムズ感は歯ブラシが触れることで時に敏感になることがあります。歯がしっかりと生えるまでは、焦らずに柔らかい歯ブラシやガーゼを使うのがおすすめです。

このような変化が起こります。そしてこの変化はとても個人差があることです。
ある時期には歯ブラシを嫌がらないなという時もあれば、全然出来なくなっちゃったという時期もあります。

まずは見えない変化が起きているんだと想像することで、気持ちをリラックスしていきましょう。

なかなか出来ない時期というものもありますよ。

歯ぐきや口内の感覚が敏感であるにはワケがある

大人のお口でも髪の毛1本でも感じ取れる繊細な器官です。

子どもは大人に比べてさらに口内の感覚が非常に敏感です。これは子どもにとって初めての感触や刺激に慣れるのに時間がかかるためです。

生きる上でいろいろな刺激に対して慣れる必要があるのでどうしても起こってしまいます。まずは歯ブラシをしようとするのではなく、慣れる必要があると思ってもらうだけでも苦手が少なくなります。

道具や力加減が子どもに合わないとき

歯ブラシの硬さやサイズが子どもに合わないと、痛みや違和感を感じて歯磨きを嫌がるようになります。また、力を入れすぎて歯ぐきを傷つけると、歯磨き自体が苦痛になることがあります。上唇小帯と言って、上唇と上の前歯の間に筋があります。

この筋を痛めることが多いです。

歯磨きが嫌いになる環境を作ってませんか?

怖い・痛いという経験からイヤになってしまうことも…

子どもは一度怖い・嫌だと思ったことはちゃんと覚えています。

以前歯磨きで痛みを感じたり、無理に歯磨きをされた経験があると、歯磨きに対して苦手な印象を持ってしまいます。

まずは歯磨きだからといって頑張りすぎず、子どもと一緒にリラックスしてみることをおすすめしています。

歯磨きの時間が「怒られる時間」と感じてしまう状況

歯磨きを嫌がるからといって、子どもに対して怒ったり叱ったりすることはちょっと待ってください。

その場は従ってくれるかもしれませんが、次はどうなるでしょうか?

歯磨き=嫌なこととなり、さらに手を焼くことになります。叱りたくなる気持ちもわかります。その気持ちをちょっと飲み込んで楽しくポジティブな雰囲気を作ることで、歯磨きへの抵抗感を減らせると思います。

歯磨きの時間が楽しくないと感じる要因

変化球を使うこともありだと思います。

歯磨きは基本的に単調です。

そのためで退屈に感じることもあります。

そんなとき例えば、お気に入りのキャラクター付き歯ブラシや、歌を取り入れた楽しい演出を加えつるとどうでしょうか?歯磨きの時間がちょうどいい気分転換になりませんか?

親のストレスが子どもに伝わる影響

親が忙しかったりイライラしていると、その感情が子どもにも伝わり、歯磨きがさらに嫌がられる場合があります。初めのうちは大変ですが、親自身がリラックスして楽しく歯磨きをサポートする姿勢を持つことで、子どもの気持ちにも良い影響を与えます。

歯磨きの重要性:親が知っておくべき基礎知識

乳歯の健康が永久歯に与える影響

乳歯のむし歯が進行すると、歯並びに影響することがあります。

大きなむし歯があると、後に生えてくる永久歯が間違った位置に生えてくることがあります。
むし歯が大きくて乳歯抜くことになってしまうと周囲の歯が倒れ込んでしまい適切な歯と歯の隙間はなくなってしまいます。

八重歯やガチャ歯はこう言ったことから起こってきます。

乳歯は一時的なものではなく、健康な永久歯の基盤を作るために重要な役割を果たしています。

歯磨き習慣をつけるタイミング

歯が生え始めたらお口のケアを開始していくことが望ましいです。この時期からモノがお口に入ることに慣れさせてあげると、子ども自身に抵抗感が生まれず、習慣化しやすくなります。

自分で歯磨きができるようになったとしても親が仕上げ磨きを行い、小学生になるまではお口のサポートしましょう。習慣づけが早いほど、むし歯リスクが減少します。

幼児期に歯磨きが楽しく方法5選

キャラクター付きの歯ブラシや歯磨き粉を選ぶ

子どもが好きなキャラクターのデザインが施された歯ブラシを使うことでモチベーションがアップします。お気に入りのものを選ぶ楽しさも歯ブラシを続けられるコツになります。

歯磨きタイムを「ごっこ遊び」にする

歯ブラシごっこや歯医者さんごっこや、ぬいぐるみを相手に歯ブラシを見せてあげることも効果的です。

お子さん自身に役割を与えてあげるように、お子さんが歯医者さんになったつもりで親の歯を磨くのも良い方法です。

③ごほうびシステムでモチベーションをアップ

歯磨きの後に「できた」とシールを貼る「歯磨きカレンダー」も実用的です。

シールの数は目にみえるため、できなかった日が続かないように意識してくれます。

画用紙などに日付だけ書いたものでも効果ありますよ。

ここまで頑張ったら小さなごほうびがあるという約束をしたり、楽しみ方は無限大です。

④親子で一緒に歯磨きタイムを楽しむ

親が歯磨きを楽しそうに行う姿を見せると、子どもも自然に興味を持ちます。「一緒に磨こうね!」と親子で一緒にやってみることでコミュニケーションを取ることもできます。

楽しい歯磨きソングや動画の活用

現代はYoutubeなどで動画を簡単に探せるようになっています。子ども向けの歯磨き歌やアニメが歯磨きを遊びの一部として楽しい体験に変える効果があります。好きな歌ができるとなお、歯ブラシが簡単になりますよ。

子どもの嫌がり方別・対処法ガイド

それでも暴れるときの安全な歯磨き方法

歯磨き中に暴れる子どもには、膝の上に寝かせる体勢や、ぬいぐるみを持たせて安心感を与える方法が現実的です。ただあまりにも拒否が強い時は歯医者さんへ相談しましょう。

拒否してしまう理由が見つかることがあります。

口を開けたがらない場合のアプローチ

無理に口を開けさせるのではなく、楽しい話題や歌で気を引きながら自然に開けさせる工夫をします。また、親が「口を開けるのって楽しいね!」と見本を見せることも効果的です。

泣いてしまう場合の落ち着かせ方

泣いている子どもには、まず気持ちを落ち着かせることが重要です。泣いていると歯ブラシをしようとしても気が散ってしまいませんか?

まずは好きな話をしたり、お気に入りのアイテムで安心感を与えるのが効果的です。

歯磨き習慣を続けるための環境作りのコツ

ルーティーン化して毎日少しずつやってみる

朝と夜というように、同じ時間に歯磨きを行うことは習慣化の第一歩です。その日の気分によってできる日もあればできない日もあると思います。

ただ歯ブラシの時間だよ、ということは理解させるようにします。

タイマーをセットして時間を区切るのも楽しいと思います。

歯磨きにポジティブなイメージを持たせる工夫

歯磨きを頑張った後に一緒に本を読むなど、楽しい体験を関連づけることでポジティブな印象を与えられます。親の声掛けや褒める言葉も子どものやる気を引き出します。

まとめ:ママたちの歯磨きストレスを減らし、楽しい時間を作るために

子どもの気持ちに寄り添う重要性

子どもが歯磨きを嫌がる理由を理解し、無理に進めるのではなく、「今日はここまで、明日はもっとここまでできるようににしよう」と子どものペースを尊重する姿勢が大切です。

家族みんなで習慣をサポートする姿勢

家族全員が歯磨き習慣を共有することで、子どもも「みんなと一緒」という安心感を得られます。特に父親や兄弟が一緒に行うことで、歯磨きが楽しいイベントに変わる可能性があります。

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